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リップル(XRP)の何が凄い?他の仮想通貨との圧倒的な優位性3つ

リップル(XRP)価格3日で3倍には理由がある

 

米アメリカン・エキスプレスとの提携のときも一時的な上昇だった仮想通貨リップル(XRP)。2017年12月12日からは3連騰で、3日で3倍の値段(約30円から約90円)になりました。日本と韓国の国際送金の試験が開始さるという報道がその理由ですが、そもそもリップル自体にどのような価値があるのでしょうか。他の仮想通貨に出来ない、何かがあるのです。

 

Ripple価格急騰

リップル(XRP)が他のデジタルアセットより優れた3つの特徴

 

ここでは、リップル社が自画自賛する3つの特徴をおさらいしたいと思います。他のデジタルアセット(仮想通貨)より優れているのは「取引スピード」「取引コスト」「処理件数」の3つです。比較する他のデジタルアセットは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCC)、ダッシュ(DASH)、ライトコイン(LTC)です。コストはその時の価格に依存します。ここではオフィシャルサイトに習って2017年11月28日の価格にもとづいています。

 

仮想通貨3つの違い(リップルが優れてる点)

 

 取引スピード取引コスト処理件数(スケーラビリティ)
リップル(XRP)3.3秒$0.00041,500TPS
ビットコイン(BTC)45分$1.8816TPS
イーサリアム(ETH)4.49秒$0.4616TPS
ビットコインキャッシュ(BCC)60分$0.2124TPS
ダッシュ(DASH)15分$0.3910TPS
ライトコイン(LTC)12分$0.1256TPS

 

リップルが掲げるビジョンは「資金をデジタル情報と同じスピードで移動すること」です。リップル(XRP)は、個人間の少額決済だけではなく企業等の組織的なユースケースを持ち、銀行や決済プロバイダー、企業が直面するグローバル決済の問題を解決するために産声をあげた仮想通貨です。この問題を効率的に解決するには、取引スピード、取引コスト、処理件数が非常に重要です。したがって、リップル(XRP)はこれら3つの視点では、他のデジタルアセットより優れています。

 

報道にあった日本と韓国の国際送金の実証実験では、最終的には円やウォンを一度仮想通貨に換えて送金すると、送金コストを現在より60%削減できると言われています。

 

リップルに賛同する企業たち

 

設立当初からビジネスユースを想定していたこともあり、リップルを支持する企業は後を絶ちません。RippleNetへ参加する金融機関が100を超えています。英国イングランド銀行、米国連邦準備制度、インド準備銀行などの各国中央銀行や、クレディスイス、バンクオブアメリカ、モントリオールなどの海外の金融機関、そしてみずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行といった日本のメガバンクも参加しています。

また、リップル社が開催した国際会議「SWELL」で、リップル社とビル・ゲイツ率いるゲイツ財団はオープンソースソフトウェア「Mojaloop(モジャループ)」を発表しました。銀行口座を持つことが出来ない貧困層の人々でも決済を可能にするプラットフォームの構築を目標としたプロジェクトです。

 

さらに、リップル社へ出資者を見てみると、日本からは孫正義率いるソフトバンクのSBIグループ、IT大手のアクセンチュア、ネット最大手のベンチャーキャピタル グーグルベンチャーズ、Facebookの初期出資メンバーでありSkype、GROUPON、インスタグラム、ピンタレストの出資者でもあるアンドリーセンホロウィッツ、データストレージの最大手シーゲートなど錚々たる出資者たちです。

 

ビットコインは規制され、リップルは歓迎される

 

SWELL会議にて、元連邦準備制度理事会(FRB)議長のベン・バーナンキ氏は、将来的にビットコインは政府主導によりその発展が妨げられると発言しました。「仮想通貨や電子マネーは、現在の国際送金処理の向上につながることは明白だ」とコメントし、ビットコインが法定通貨のドルや円にとって変わることを目的としている以上、最終的にビットコインは、政府の規制や介入によって、形骸化すると話しました。

 

一方で、既存の金融システムの補完的な位置を目指す仮想通貨には将来性があるとの見解も示しており、その保管的な仮想通貨というのがリップル(XRP)だと言われています。なにせリップル社が主催する国際会議ですから。