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コダックICOが延期で株価急落、適格な投資家探しに時間を要している模様

写真用品メーカー、米イーストマン・コダックのICOが延期となりました。今年1月8日に、コダックが仮想通貨「コダックコイン」を立ち上げると発表し株価は2倍になりました。今回の遅延発表で株価は約15%下落しました。

 

2018年1月のコダック株価推移

コダックICO延期

 

本来は1月31日にプレセール予定でしたが、数週間遅れるとのことです。

 

コダックコインは、写真家やフォトエージェンシーの写真画像に関する権利の管理能力を強化する写真中心の仮想通貨と説明しています。写真家は作品をKODAKOneに登録し、作品の権利を保護、KODAKCoin(コダックコイン)で使用料を得られるとしています。

 

コダックコインのICOは主に米国やカナダ在住の投資家を対象にしておりSEC(証券取引委員会)のサポートの元、正規な手続きを経てICOをするとアナウンスしていました。今回遅延した理由は、その手続き上の問題のようです。具体的には、投資家としての適性審査(所得20万ドル以上、純資産100万ドル以上)の認証プロセスに時間を要しているようです。

 

“Given the large interest in the KODAKCoin ICO and the steps that we need to take to verify the ‘accredited investor’ status of each interested investor, we expect this process to take several weeks.”

「KODAKCoin ICOに大きな関心を持つ投資家の中から「認定された投資家」を検証するために必要な手順を考えれば、このプロセスには数週間かかることが予想されます。

一般的なICOと違って、誰でも買えるわけではありません。約4万人がコダックICOに興味を示していると言われており、彼らの中から「投資家として適格認定」と判断された投資家がコダックコインをプレセールで購入できるようになります。

わたしたち日本人の一般個人投資家がコダックコインを買えるようになるまでにはかなり時間がかかりそうです。