2017年12月のビットコイン平均価格は200万円に近いです。参入する投資家はビットコインの価格上昇を期待して投資しているわけですが、どこまで上がるのでしょうか。もしその3倍の600万円になったとき、どんな世界が待っているのでしょうか。アップル社の時価総額を超え、大富豪が買い占められない規模となり、そして最低購入金額は6000円を超えてきます。
ビットコイン時価総額は100兆円を超えてくる
ビットコインの時価総額は発行枚数*ビットコイン価格で算出されます。ビットコインのコイン数の総発行量は決まっています。上限で2100万枚です。仮に2100万枚発行された時点の価格が600万円だとしたら、126兆円となります。2017年12月の発行枚数は1670万枚です。今の発行枚数で価格だけが上昇すると、102兆円です。いずれにせよ600万円まで価格が上昇すると、100兆円を超える時価総額となります。
史上初めて時価総額100兆円に達したのはアップル社
時価総額100兆円は、話題になりそうです。というのも、2017年に世界で初めてアップル社が時価総額100兆円に達したからです。2017年の初め、初めて時価総額100兆円を超えるのはアップル、グーグル、アマゾンのいずれか、と話題になりましたがiPhone Xの好業績のおかげでアップル社が市場初めての時価総額100兆円企業となりました。
企業の時価総額は、あくまでも株価と発行株式数で算出された企業の価値です。仮想通貨とビットコインを一概には比較することはできませんが、対象の金銭的価値という意味では、ビットコインが100兆円の時価総額となれば大きな話題となることでしょう。
もうトヨタ社やコカ・コーラ社の時価総額を超えている
グローバル企業の時価総額とビットコインの市場規模を比較してみると、企業の時価総額が10兆円を超えるあたりでトップ100にランクインします。例えば日本では、三菱UFJフィナンシャルグループ <8306>、NTTドコモ <9437>、トヨタ自動車 <7203> などが該当します。ビットコインが10兆円の時価総額を超えたのは2017年の10月下旬の頃です。2017/12/19時点のビットコインは3185億ドル(約36兆円)で、この2ヶ月でトヨタ、コカ・コーラ、マクドナルドを一気に抜き去りました。
ビル・ゲイツとバフェットが買い占めることが出来ない領域
ビットコイン価格が600万円になると時価総額100兆円を超えてくると、世界の大富豪が集まっても買い占められない世界になります。例えば、世界の大富豪のバフェット氏の資産は830億ドル、ゲイツ氏は900億ドルです。既にいまでも2人の資産を売却してビットコインに投資したとしても、全て買い占めることが出来ない規模です。
ビットコイン最低購入金額はこうなる
ビットコイン価格600万円のとき、時価総額は100兆円を超え大きな市場規模になることはわかりました。では、一般の個人投資家の目線に戻って考えてみます。まず、ビットコインの最低購入金額はどうなるでしょうか。
現在の最低購入単位は、日本大手取引所のビットフライヤーやコインチェックでは0.001BTCです。つまり、約6000円が最低購入金額となります。単位を上げ下げするのは取引所ポリシーですので、その頃には単位が1つ下がって0.0001BTCになっているかもしれません。
なお、ビットコイン自体の最低分割単位は、0.00000001BTCです。言い換えると、1億分の1BTCです。1BTCを日本人全員で分割できる程度です。ちなみに、0.00000001BTCには名称がついており、1Satoshiです。Satoshiはビットコイン考案者のSatoshi Nakamoto氏に由来しています。
ビットコイン価格が98%下落しても、損をしない水準
2017年1月の価格は約12万円でした。もしその当時にビットコインを買っていたら、ビットコイン価格が600万円から突然98%下落しても、損をしない水準です。2017年の11月30日に、130万円を天井に112万円までじわじわと価格を下げ、一気に80万円まで下落したフラッシュ・クラッシュが置きましたが、そのときで40%下落です。
以上、妄想の世界からお届けしました。