Mysterium (MYST)ミステリウム｜暗号通貨の価格・時価総額・特徴と設計思想

仮想通貨アルトコインMysterium (MYST)：ミステリウムの基本情報、取り扱い取引所情報、時価総額や特徴などについて紹介します。

Mysterium (MYST)：ミステリウムの基礎情報

通貨名	Mysterium
呼び方	ミステリウム
通貨単位	MYST
ブロックチェーン	イーサリアム(Ethereum)
アイコン
公開日	2017年
価格	下の表参照
時価総額順位	下の表参照(RANK)
時価総額	下の表参照(MARKET CAP)
取引高	下の表参照(VOLUME)
取り扱い国内取引所	無し
取り扱い海外取引所	Bittrex（ビットトレックス） Liqui（リクイ）
オフィシャルサイト	Mysteriumの公式サイト
ホワイトペーパー	Mysteriumのホワイトペーパー
その他

Mysteriumの設計思想

Mysterium(ミステリウム、ミステリアム)はスイス発のプロジェクトで、分散型のVPNです。今までのVPNは、その仕様上ネットワーク上で個人データ(プライバシーデータ)が通過することになります。したがって、使用するVPNプロバイダーを信用して使用するしかありませんでした。

ミステリアムは、利用者のプライバシーがプロバイダーのような中央集権を置かずに、分散型ピアツーピア（P2P）ネットワークで提供することを目的としています。

具体的には、余剰の帯域幅を持っているネットユーザーは誰でもVPNノードプロバイダーとしてネットワークに参加することができ、その対価としてMYSTトークンを報酬としてもらえるような仕組みです。ミステリウムのミッションをホワイトペーパーから抜粋妙訳します。

“Our mission is to create distributed, trustless and sustainable network – providing open access and privacy to all Internet users.”

使命は、分散型でトラストレスな持続可能なネットワークをつくること。そして、すべてのインターネットユーザーにオープンなアクセスとプライバシーを提供すること。

Mysterium(ミステリウム)は、スマートコントラクトを用いた分散型バーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)のプロジェクトです。プライバシー それは私たちの多くは、それが人生の現実であるかのように思っていますが、舞台裏では可能な限り秘密に私たちのプライベートな生活の中に侵入しようとする人たちがいます。

今日、私たちは、世界各地のさまざまな政府当局が採用した「検閲」のために、サービスやアプリケーションの使用を制限されています。国家は一貫してインターネットを監視し、市民の政治的プロファイルを構築することができます。

このような時代では、反政府的な言動は危険なものになり、政治的に不一致な意見を述べることは不可能になります。同様の方法で、コンテンツおよびインターネットサービスプロバイダは、インターネットを介してすべてのユーザを監視し、追跡し、プロファイルするという目的で、気が狂ったような行動を取っています。

あらゆるユーザーの毎日のインターネット活動、コミュニケーション、および習慣は、広告主およびバイヤーに販売されます。このような取引は、ユーザーの意識的な承諾がほとんどまたはまったくなく、個人のプライバシーの考え方を完全に無視しています。

コンテンツへのアクセスは、知的財産の制限により、または特定の場所からのユーザーの評価が低いために、コンテンツプロバイダーによって特定の領域に制限されています。現在、インターネットユーザーにプライバシーを回復できるツールの研究、実装、保守にはまだ投資がありません。

これらの状況が、インターネットのオープンで妨げられない性質を維持するための予防装置を生み出します。 EthereumやBitcoinなどの強力なP2P型ネットワークの発明と成熟により、トラストレスな検閲回避メカニズムの開発を実現します。

Mysterium(ミステリウム)チームは、プライバシーを尊重する未来を築くことを信じて努力しています。また、われわれは、この地球のすべての市民にあらゆるコンテンツやアプリケーションへのオープンアクセスの世界基盤を形成することを目指しています。

MYSTトークンのメカニズム

トークンセール期間に発行されたトークンは、Mysterium TokenまたはMYSTと呼ばれます。これは、これらのトークンを作成できる唯一の時間なので、MYSTの総供給量(約3200万)は固定されています。

MYSTは、VPN利用者にサービスの料金を請求するためのMysterium Networkのコア部分になります。これらの料金の最大の部分は、VPNノードの所有者（サービスプロバイダ）に送られ、残りはプロトコルの開発とサポートに費やされます。

前述したように、ノードを実行するノード所有者は、ネットワークのサポートのためにインセンティブが付与されます。このようにして、ノード所有者は本質的にマイナー(採掘者)として行動し、報酬はMYSTトークンにて受け取ります。

典型的なブロックチェーンとは違うのは、マイナー(採掘者)はコンピューティングパワー（仕事の証明）、通貨の所有権（ステークの証拠）ではなく、帯域幅を共有する報酬を得ます。トークンはおそらくミステリアムネットワークの成長を反映するでしょう。ミステリーウム財団は、MYST保有者がMYST以外の通貨で行われているミステリウム・ネットワークの各取引について手数料を受け取ることにより利益を得ることを可能にする可能性を追求する。

Mysteriumの開発ゴール

最初の目標は、VPNノードネットワークを完全に分散することです。その際、既存のVPN、プロキシ、Ethereumブロックチェーン、スマートコントラクト、分散型データベース、MoneroやZcashといった匿名性通貨のソリューションを使用します。

これはフェーズⅠの開発を通じて達成され、フェーズⅠは3つの異なる段階から構成されています。 フェーズⅠの第3段階の終わりには、分散化されたすべての機能を備えた完全分散型オープンソースVPNネットワークがリリースされる予定です。 現時点では単一障害点は存在しません。

Mysterium (MYST)：ミステリウムのマーケット情報

時価総額は、2017年11月時点で約13億円程度です。仮想通貨の時価総額ランキングでは200位前後を行ったり来たりしている状況です。サービスのリリースが2018年なのでこれから先の開発状況次第でしょう。開発状況は毎月公開されています。