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仮想通貨交換業者に登録された企業が負う義務とは

金融庁は9月29日、仮想通貨と法定通貨との交換サービスを行うことができる仮想通貨交換業者として11社を登録したと発表しました。今回は4月の登録申請開始時点で仮想通貨交換業を行っていた「みなし業者」9社と新規参入する2社の合計11社となりました。日経新聞の記事によると、12社は廃業手続きに入るようです。

申請中の17社は今後も審査を継続し、登録又は登録の拒否の処分があるまでの間、当該仮想通貨交換業を行うことができるとされています。大手取引所のコインチェックは今回の11社に登録されていませんが、申請中の17社に入っている模様です。

今回登録された仮想通貨取引所
株式会社マネーパートナーズ
BTC(ビットコイン)
株式会社フィスコ仮想通貨取引所
BTC(ビットコイン)、MONA(モナコイン)、FSCC(フィスココイン)、NCXC(ネクスコイン)、CICC(カイカコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)
株式会社bitFlyer
BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、ETC(イーサリアムクラシック)、LTC(ライトコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)
ビットバンク株式会社
BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)、MONA(モナコイン)、BCC(ビットコインキャッシュ)
テックビューロ株式会社
BBTC(ビットコイン)、MONA(モナコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、XCP(カウンターパーティー)、ZAIF(ザイフ)、BCY(ビットクリスタル)、SJCX(ストレージコインエックス)、PEPECASH(ぺぺキャッシュ)、FSCC(フィスココイン)、CICC(カイカコイン)、NCXC(ネクスコイン)、Zen(ゼン)、XEM(ゼム(ネム))
SBIバーチャル・カレンシーズ
BTC(ビットコイン)
QUOINE株式会社
BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、BCH(ビットコインキャッシュ)
GMOコイン株式会社
BTC(ビットコイン)
BTCボックス株式会社
BTC(ビットコイン)、BCC(ビットコインキャッシュ)

仮想通貨交換業に登録される会社

一般的に、仮想通貨を入手したり換金したりするときには、インターネット上の「交換所」や「取引所」を利用します。このような業者のサービスは「仮想通貨交換業」として、2017年4月1日から資金決済法上の規制の対象となりました。今回の11社はその第一弾として登録された仮想通貨交換業者です。

仮想通貨交換業者の義務

国内最大級のコインチェックが登録されてない件

国内最大規模の取引所コインチェックが未登録だったことについては、オフィシャルサイトやオフィシャルTwitterにてアナウンスしており、「みなし仮想通貨交換業者」として運営を続けられる、また取り扱いの仮想通貨が他取引所より多いため時間を要しているとのことです。

一方、仮想通貨の取り扱い数が少ないビットフライヤー社は仮想通貨交換業者になった記念でお祭り中。