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ビットコインだけで世界一周旅行した強者がいる

株式会社エイチ・アイ・エス(以下、HIS)は9月23日より株式会社bitFlyerと提携し、首都圏内旗艦店9拠点38店舗でビットコイン決済の受け付けを開始すると発表しました。ビットコインを活用した店舗での決済サービス導入は旅行業界としては初めてとのことです。この取組を記念してキャンペーンを実施するようです。

ただ、このパッケージツアーの金額が安いのか高いのかはわかりません。

HISの決済開始記念キャンペーン
  • 9 月 23 日より導入店舗にてビットコイン決済限定商品の販売を行います。
  • 商品一例:ソウル 3 日間 16,800 円、ハワイ 5 日間 69,800 円
  • ツアー詳細・他商品はこちら:http://bit.ly/2juPfsC
  • なお、9 月 23 日・24 日、東京ビッグサイトで開催される世界最大級の旅の祭典「ツーリズム EXPO ジャパン」会場でも、ビットコイン 決済専用ツアーを販売いたします

旅行業界におけるビットコイン決済

HISが業界初と言っているのは「店鋪決済」において業界初なだけで、旅行業界全体から見れば先行者はいます。例えば、2014年にはオンライン旅行代理店のエクスペディア(Expedia.com)がビットコインでの決済を導入しました。この決済を担っているのは仮想通貨取引所Coinbaseです。

また、ビットコインだけで世界一周した強者もいました。食事はビットコインが利用できる店舗がマッピングされたCoinmapを使って探し、ホテルとエアチケットはExpediaとを使って手配し、現地ではビットコインをP2Pでマッチングし取引ができるLocalBitcoinsを使い現地人を探したようです。

また、豪華客船のツアー販売を専門に手がける旅行会社株式会社ティーアンドティーは2017年7月より「5つ星豪華客船」の支払いをビットコインでの受付を開始しています。仮想通貨は、予約と同時に支払いが発生する出発間際の予約や売れ行きにより不定期に変動する「乗船料金変動制」などの、即時かつ柔軟な対応が要求される客船ビジネス特有の事情にも適応しているということで、ビットコインによる支払に期待しているようです。


ビットコインの価格は非常に高いボラティリティで乱高下していますが、このようにビットコインの決済手段としての側面が取り上げられて、もっと普及して欲しいものです。