先日の中国人民銀行(PBoC)のICO規制に対応する形で、中国の暗号通貨取引所であるBinance社は以下のような対応策を発表しました。簡単に概要だけピックアップすると以下の通りです。
Binance: https://www.binance.com/
- HCC,LLT,BTM,YOYOのトークンの取引を一時停止する。引き出しは引続き可能で、返金対応は今後アナウンスする予定。
- 中国IPによる取引は制限し、引き出しのみ可能とする。
- この対応に対するシステムアップデートを行う予定(既にアップデート完了済み:2017/09/08/18:43時点)
これで実質、Binanceは非中国大陸向けの取引所に変身するということです。欧米で人気の暗号通貨を主に取り扱っていくということす。また、アナウンスによると既存顧客のうち82.5%が中国人以外ユーザーということなので影響はないと言いたいのでしょう。しかし、自ユーザーの国籍割合を外部のアクセス解析ツール「Alexa」に求めるという点が解せません。恐らく、実情はもっと海外比率は低いのだと思います。